【8月14日 AFP】北京五輪第7日、競泳・男子100メートル自由形決勝。フランスのアラン・ベルナール(Alain Bernard)は、47秒21を記録して13日の準決勝で世界新記録を樹立したオーストラリアのイーモン・サリバン(Eamon Sullivan)に競り勝ち金メダルを獲得した。

 ベルナールは競泳における最高の栄誉とされ、今大会で続出している世界新記録を樹立することはできなかったが、フランス人選手として競泳で今大会初の金メダルを獲得し、13日に行われた男子4x200メートル自由形リレーでフランスチームがマイケル・フェルプス(Michael Phelps)率いる米国チームに僅差で敗れた雪辱を晴らした。

 銀メダルは47秒32を記録したサリバンが、銅メダルは共に47秒67を記録した米国のジェイソン・ルザック(Jason Lezak)とブラジルのセザル・シエロ・フィーリョ(Cesar Cielo Filho)がそれぞれ獲得した。

 なお、史上初となる五輪での同種目3連覇に挑んだオランダのピーター・ファン・デン・ホーヘンバンド(Pieter van den Hoogenband)は、47秒75を記録し5位に終わった。

 今大会で同種目の世界記録は3度更新されている。サリバンは11日に行われた男子4x100メートルリレー決勝で47秒24を記録してベルナールが持っていた世界記録を更新すると、対するベルナールは13日に行われた男子100メートル準決勝第1組で47秒20を記録し、さらに同第2組でサリバンは47秒05という驚異的な世界新記録を樹立している。(c)AFP