【8月7日 AFP】国連合同エイズ計画(UNAIDS)は6日、コンドームや男性の包皮切除などの複合的な対策で、2015年までに120万人のエイズウイルス(HIV、 ヒト免疫不全ウイルス)感染が予防できるとの声明を、メキシコ市(Mexico City)で開催中の第17回国際エイズ会議(International AIDS Conference)で発表した。

 UNAIDSのピーター・ピオット(Peter Piot)事務局長らのグループは、英医学誌「ランセット(Lancet)」 にも同一の声明を掲載。現在、1日あたり700人のペースでHIV感染者が増加しているが、年間感染率は3分の2減少させることが可能だとした。

 UNAIDSは、HIV感染予防のユニバーサルアクセス(必要な人は誰でも予防・治療・ケアを受けられる状態)の推進に伴い、HIV対策にかかる費用が2010年までに116億ドル(約1兆3000億円)、2015年までには153億ドル(約1兆7000億円)に上昇すると推計している。

 エイズ(AIDS)との闘いにおいて、HIVの予防対策は、エイズの発症を抑える抗レトロウイルス薬に注目の座を奪われ、長らく注目されてこなかった。

 しかし、コンドームの使用や男性の包皮切除、注射針の交換などの複合的な予防策は、今回の国際エイズ会議で大きく取り上げられたことで、確かな足がかりを確保した。

 国際エイズ会議は8日に閉幕する。(c)AFP