【8月5日 AFP】メキシコのメキシコ市(Mexico City)で開催中の第17回国際エイズ会議(International AIDS Conference)は4日、エイズの克服までには非常に長い道のりがかかり、感染者の救命のためには資金供給が不可欠との基本方針を確認し、具体的な協議に入った。

 会議は6日間の日程で、資金供給や治療機会の拡大、エイズウイルス(HIV、 ヒト免疫不全ウイルス)感染予防対策の強化、そして嫌悪感情や女性に対する暴力といった多くの社会問題などについて協議する。

 国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は3日、開会式で演説し、富裕な資金提供国に対し、2010年までに全世界の人びとがHIV治療薬を得られるようにするとした国連と主要8か国(G8)の提言に沿って行動するよう要請した。(c)AFP/Richard Ingham