【8月1日 AFP】イスラエルのエルサレム(Jerusalem)の美術専門学校の学年末制作展で、ナチス(Nazi)・ドイツ総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)を描いた150点のドローイングによるインスタレーション(空間芸術作品)が展示された。

 イスラエルの新聞ハーレツ(Haaretz)によると、この作品に対し、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の生存者団体「Center for Holocaust Survivor Organizations」が怒りの声を上げている。

 一方、制作者のNir Avigadさんは「マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が美の、ダライ・ラマ(Dalai Lama)が平和の、マザー・テレサ(Mother Theresa)が慈愛の象徴であるように、ヒトラーは悪を象徴している」として、作品を擁護している。(c)AFP