【7月31日 MODE PRESS】3人の監督による映画『TOKYO!』3部作のうちの1作、『TOKYO!<インテリア・デザイン>』を撮ったミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)監督が来日した。東京・渋谷で30日に開かれた記者会見では、原作のマンガと映画の共同脚本を手掛けたガブリエル・ベル(Gabrielle Bell)と共に、ゴンドリーがインタビューに応じた。

――原作の舞台はNYでしたが、東京に置き換える上での工夫は?

ゴンドリー(以下G):東京はニューヨークやパリ同様、何かを成し遂げようとしている人が集まる街。競争の激しい街です。今回は“似ている部分”に焦点を当てたので、特別な工夫はしませんでした。でも、東京ならではと感じた所は強調して見せました。たとえばビルとビルの細い隙間のようなね。

――東京の印象は? 撮影後に考えが変わった点は?

ベル(以下B):初来日でしたが、東京の人たちは真面目でまっすぐ。勤勉。頼りになるし、皮肉っぽいところがなくて、ユーモアがあると感じました。

G:すでに何度か来日していますが、東京はすごくペースの速い街。でもニューヨークと比べるととても静かだと感じます。声を荒げて主張する人がいないし。また、日本人のみの撮影クルーということで、初めは柔軟性に欠けるのでは?と懸念していましたが、それは杞憂でした。

――主役に藤谷文子、加瀬亮を起用した理由は?

G:私は映画の登場人物のキャラクターに、リアルな存在感を求めます。その点で、アヤコ(藤谷)はキャラクターにリアルな強さを与える資質を持っていると感じました。彼女自身が魅力的な人物だし、古風ではない、何か新しい感じがありました。リョウ(加瀬)は、ずっと会いたかった人物。彼以外には考えられませんでした。

B:初めて彼女に会った時、“彼女は主人公のヒロコそのものだ!”と直感しました。そしてリョウは素晴らしい俳優。今回のキャスティングは、ほとんど感覚的に決めました。主演2人の相性もすばらしかったです。

 
 “生産性あるケンカ”をしながら、作品を共に作り上げたというゴンドリーとベル。2人の掛け合いを反映するかのような、駆け出し映画監督と繊細な女性を主人公にしたストーリーは、8月16日から公開される。(c)MODE PRESS


公開情報
8月16日(土)より、シネマライズ、シネ・リーブル池袋ほか世界先行ロードショー(全国順次公開)
配給:ビターズ・エンド