【7月31日 AFP】(写真追加)セルビアの地元紙Alo!などは28日、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992-95年)の戦犯として、セルビア当局に拘束された当時のセルビア人指導者ラドバン・カラジッチ(Radovan Karadzic)被告(63)の「そっくりさん」の写真を掲載した。

 この人物はペタル・グルマッチ(Petar Glumac)さん(78)で、メタルフレームのメガネをかけ、カラジッチ被告と同じような白く長いひげをはやしている。2人の唯一異なる点は、カラジッチ被告が黒いまゆなのに対し、グルマッチさんは白いというところだ。

 グルマッチさんは、07年にウィーン(Vienna)でオーストリアの警察に拘束されたことを明らかにした。地元メディアはオーストリア警察当局が07年5月にカラジッチ被告を取り逃がしていたと報じていた。

 カラジッチ被告は、21日にベオグラード(Belgrade)で拘束されるまで、10年以上にわたりドラガン・ダビッチ(Dragan Dabic)の偽名を用いて、代替医療の私立診療所を営んでいた。(c)AFP