【7月28日 AFP】世界の紛争地帯へ武器を密売し、「死の商人」の名で知られるロシア人ビクトル・ボウト(Viktor Bout)容疑者を米国へ引き渡すために、容疑者が逮捕されたタイのバンコク(Bangkok)の裁判所で予定されていた審理が延期された。

 ボウト容疑者は、コロンビアの左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(Revolutionary Armed Forces of ColombiaFARC)」への武器売却を試みたとして、テロリズムに関わる4つの容疑で米国で起訴される可能性がある。タイの刑事裁判所は、容疑者の米国送還に足る十分な証拠があるかどうかを判断しなければならない。(c)AFP