【7月28日 AFP】ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992-95年)のセルビア人政治指導者で、21日に拘束されたラドバン・カラジッチ(Radovan Karadzic)被告のSvetozar Vujacic弁護士は、日刊紙Vecernje Novostiとのインタビューの中で、同被告の旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(International Criminal Tribunal for the former YugoslaviaICTY)への身柄引き渡しは早くとも30日もしくは31日以降になるとの見方を示した。

 一方、同弁護士は、25日いっぱいの期限ぎりぎりで提出した、同被告の身柄引き渡しに対する異議申し立ての詳細については言及を拒否し続けている。

 異議申し立てが受理されれば、セルビアの法相が最終的な身柄引き渡し命令を下す前に、同国の戦争犯罪裁判所の3人の判事で構成される小委員会が3日以内に申し立てを審議し、可否を決定する。

 一方、セルビアのボイスラブ・コシュトニツァ(Vojislav Kostunica)前首相は27日、公正さが保証されていないとして、ICTYを批判した。(c)AFP/Pierre Glachant