【7月23日 AFP】北京五輪に臨む男子バスケットボール中国代表は、大会前の前哨戦でアンゴラに優勝を許したが、五輪では姚明(Yao Ming、ヤオ・ミン)がチームを栄光に導くと今でも信じている。

 ボリスラヴ・スタンコビッチ杯(Borislav Stankovic Cup)ではアフリカ王者のアンゴラが3戦全勝で優勝を果たしたが、大会ホスト国の中国はユースチームのセルビアとロシアに勝利したものの、19日の試合でアンゴラに敗れて優勝を逃している。

 所属するNBAヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)で左足を骨折した2月以来の実戦復帰を果たした身長2メートル29のセンター姚明は、試合で存在感を示したがターンオーバーに苦しみ、チームも姚明の復帰に伴い悪戦苦闘していた。

 NBAニュージャージー・ネッツ(New Jersey Nets)に所属する易建聯(Yi Jianlian、イ・ジャンリャン)は、中国系検索サイトの新浪(sina.com)に対し、「チーム全体で彼のためにできる限りのことをしている。彼はまだ怪我から回復している段階なので、現時点での我々はあまり良くない、我々は復帰の手助けをしている。個人的には彼をもっとサポートする必要がある」と語っている。

 20日のロシア戦に20分間出場して6得点6リバウンドに終わり、計7回のターンオーバーを犯すなどミスが目立った姚明は、アンゴラ戦では20分間を下回る出場で16得点7リバウンドを記録したが、チームメイトはアウトサイドからのシュートに苦戦していた。

 朱芳雨(Fangyu Zhu、チョー・ファンユー)は、「確かに我々はビッグ・ヤオ(姚明)が戻ってから様々な問題を抱えている。その主な理由はビッグ・ヤオとのプレーは(同じセンターの)ワン・ジジ(Wang Zhizhi)や易建聯とのプレーとは同じではないからだ。私は大会期間中にアウトサイドの選手全員が力を発揮することを望んでおり、ビッグ・ヤオのプレッシャーを軽減し、(姚明に)オフェンスでチャンスを作ってもらいたい」と語っている。

 また、中国バスケットボール協会のHu Jiashi副理事は、「姚明は日を追って良くなっている。いくつかミスがあったのは彼もチームメイトも互いに連携を深める時間がなかったからだ。(アンゴラとの)試合には敗れたがここから学ぶことができる。最後の5、6分のプレーはとても良かった」と語っている。

 北京五輪の顔の1人であり、中国史上最も成功したスポーツ選手である姚明は、母国のファンの前で中国を栄光に導くという大きなプレッシャーにさらされている。

 8月8日から24日まで開催される北京五輪で中国はアンゴラをはじめ米国、スペイン、ギリシャ、ドイツと同じグループBに所属しており、AとB両グループの上位4チームが決勝トーナメントに進出する。(c)AFP/Robert J. Saiget