【7月22日 AFP】(一部更新)英国人女児マデリン・マクカーンちゃん(当時3)の失踪事件を捜査していたポルトガルの司法当局は21日、マデリンちゃん殺害の疑いが持たれていた両親については証拠不十分で嫌疑なしとし、捜査の終了を発表した。

 司法当局は「正式な捜査対象とされている人物によって、何らかの犯罪が行われたとする証拠に欠けているため、捜査を打ち切る」ことを決めたとする声明を発表した。

 また、マデリンちゃんの両親のほかに3人目の容疑者として事情聴取を受けていた、ポルトガル在住の英国人不動産コンサルタント、ロバート・ミュラ(Robert Murat)氏についても、証拠不十分で嫌疑なしとした。ミュラ氏は前週、事件への関与を報じた複数の新聞に対する名誉棄損訴訟で和解し、数十万ドルの賠償金を受け取っている。

 マデリンちゃんは4歳の誕生日を迎えるわずか数日前の前年5月3日、両親が近くのレストランで友人らと食事を取っている間に、両親と休暇を過ごしていたポルトガル南部プライアダルス(Praia da Luz)のアパートから姿を消した。

 マデリンちゃんの両親の代理人によると、2人はポルトガル司法当局の決定に安堵(あんど)の表情を見せるとともに、ポルトガル警察の捜査資料の閲覧を要求してるいるという。

 代理人は「彼ら(マデリンちゃんの両親)はいくぶん安心したようだったが、喜ばしい雰囲気はまったくなかった。彼らは容疑者として扱われるべきではなかった。逮捕されることなく容疑者認定が取り下げられたという事実が、その証拠だ」、「今これから重要なことは、マデリンちゃんの発見に全力を尽くすことで、両親もマデリンちゃんを見つけ出すことだけを気にしている」と語った。(c)AFP/Thomas Cabral