【7月19日 AFP】南アフリカの「ブレードランナー」と知られる義足の陸上選手オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)は18日、男子4x400メートルリレーの南アフリカ代表チームに選出されず、同選手の北京五輪出場の望みは絶たれた。

 南アフリカ陸上連盟(Athletics South AfricaASA)の広報はAFP通信(Agence France-Presse)に対し、17日の夜に行われた委員会の結果として「我々は彼を選ばなかった。彼はどの種目においても五輪に出場しない。我々のチームには彼より速い選手がいる」と発表している。

 16日にスイスのルツェルン(Lucerne)で行われた競技会で400メートルに出場し自己ベストとなる46秒25を記録したピストリウスだったが、五輪参加標準記録を突破できず同種目での北京への切符を逃していた。

 21歳のピストリウスは報道陣に対し男子4x400メートルリレーでの北京行きに望みを持っていると語っていたが、ASAの発表により同選手の五輪出場の夢は4年後まで持越しとなった。

 ピストリウスは18日、ASAから正式に通知があるまでコメントを差し控えると語ったが、同選手の代理人を務めるPeet Van Zyl氏はピストリウスの代表入りに多くの希望を抱いていないことを認めていた。

 Van Zyl氏は「我々は彼が代表チームに入ることを期待していない。なぜなら彼のタイムは南アフリカで6番目のタイムだからだ。我々はオスカーのために特別なルールがあるとは期待していなかった。彼は自身の実績がそれに値するので五輪に出場したかったのだ」と語っている。(c)AFP