【7月16日 AFP】エドワード・ライス(Edward Rice)在日米軍司令官は15日、記者会見し、在日米兵による犯罪率は日本の犯罪率の半分以下にすることを目指すと述べ、米軍に対する「誤解」があることを残念に思うと述べた。

 ライス司令官は米軍兵による一連の犯罪を受けた米軍の措置により犯罪が阻止された具体的な例は挙げなかったものの、効果を発揮していることを米軍は「完全に確信」していると述べた。

 基地外での米兵による犯罪率は日本の犯罪率の「約半分」だと指摘。日本の犯罪率が低いことを考慮すれば、「一般市民の50%以下の確率にとどまっているということは、われわれの行動に効果があったことを強く示している」と述べた。

 東京で米軍脱走兵がタクシー運転手を殺害した事件や沖縄で米海兵隊員が女子中学生を暴行した事件などが発生、地元では米軍に対する反発が高まり、抗議活動も行われた。この事態を受け米軍は、在日米軍約4万人に対する綱紀粛正と再教育の実施を明言していた。(c)AFP