【7月13日 AFP】14日にベトナムのニャチャン（Nha Trang）で行われる「2008ミス・ユニバース（Miss Universe 2008）」世界大会の最終選考会に出場するミスUSA2008（Miss USA 2008）のクリストル・スチュワート（Crystle Stewart）さん（26）は13日、AFPのインタビューに応じた。

　米大統領選では民主党のバラク・オバマ（Barack Obama）上院議員に引かれる心情を明かすとともに、かつて戦火を交えた米国とベトナムの友好に貢献したいという希望を語った。

　スチュワートさんは、米大統領選について、民主・共和いずれの候補者も尊敬しているとした上で「私はオバマさんが好きです。彼の物腰や、人にやる気を与えるその姿勢が好きで、そういうところに惹きつけられるんです」と話した。スチュワートさん自身もモチベーションを高めるための講演や書籍の執筆を行っている。

　オバマ氏に投票するかとの質問に対して、スチュワートさんは「それは秘密なんですが、でもイエス！」と述べた。

　一方、共和党の大統領候補指名が確定している米アリゾナ（Arizona）州選出のジョン・マケイン（John McCain）上院議員については、「マケインさんは、アメリカン・ヒーロー。彼は偉大な人物だし、年齢も上で、オバマさんより賢さでは少し上回っている気がするから、（どちらに投票するかで）私は複雑な思いがします」と話したが、「でも私の中では、オバマさんの方が上なんです」と結論づけた。

　スチュワートさんは、ベトナムで行われる大会に米国代表として出場することを誇りに思うと語り、この大会が両国の架け橋となり、和解の促進につながって欲しいと語った。

「30年前、わたしたちは恐ろしい戦争をしていました。でも今、わたしたちは協力しています。このことから米国とベトナムはとても友好的でお互いに思いやることができるということを、世界の人に分かってもらえると思います。米国とベトナムは、国々が密接に協力して平和を作り上げるお手本になれるかもしれません」(c)AFP