【7月13日 AFP】陸上、北京五輪英国代表選考会(Aviva National Championships Incorporating the Team GB Selection Trials)男子100メートル決勝が12日に行われ、ドウェイン・チェンバース(Dwain Chambers)が優勝を果たした。この結果、チェンバースの五輪出場の可否は高等法院(High Court of Justice)による判断を待つだけとなった。

 禁止薬物により2年間の出場停止処分を受けた経験を持つチェンバースは、五輪出場停止処分の撤回を求めて英国五輪協会(British Olympic AssociationBOA)を訴えているが、高等法院による決定は16日に下される予定となっている。

 10秒00を記録した30歳のチェンバースは、シメオン・ウィリアムソン(Simeon Williamson)、クレイグ・ピカリング(Craig Pickering)を抑えて優勝を飾り、トラック上での自身の務めを果たした。

 チェンバースは「厳しいレースだったが、自身の役割は果たした。あとは来週に事がうまく運ぶことを願うだけだ。状況を台無しにしてしまう恐れがあったので、冷静さを失わないように務めた。今は待たなければならない。気持ちを保ち続け、今日のパフォーマンスが私に有利に働いてくれることを願う。国民から素晴らしい支援を受けている。北京ではただ国のために良い成績を収めたい。シメオンの姿が見えなくなったとき、冷静にならなければならいと思った。勝つことができてとても嬉しく思う」と語っている。

 陸上の英国五輪代表は14日に発表されるが、男子100メートル代表の発表は高等法院の決定が出るまで遅らせる可能性がある。

 3位に入ったピカリングは「アスリートとしてドウェインを尊敬しているが、彼は間違いを犯している」と話しており、この問題に関する自身の見解をはっきりとさせている。(c)AFP