カナダ人記者失踪事件、仏裁判所がコートジボワール大統領夫人を召喚
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【7月10日 AFP】パリ(Paris)の裁判所は、カナダ人ジャーナリスト、ギー・アンドレ・キフェル(Guy-Andre Kieffer)氏が2004年にコートジボワールのアビジャン(Abidjan)で失踪(しっそう)した事件に関して、コートジボワールのローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)大統領のシモーヌ(Simone Gbagbo)夫人を召喚した。関係者が8日明らかにした。
シモーヌ夫人は10日出廷する。また、ボウン・ブアブレ(Bohoun Bouabre)元経済財政相もパリの裁判所に召喚されたという。
キフェル氏は2004年4月、コートジボワールの基幹産業であるカカオ産業における汚職の調査中に行方不明になった。フランスの捜査当局は、同氏はアビジャンのスーパーマーケットの駐車場で拉致され、政財界の有力者の命令で殺害されたと見ている。同氏は、拉致された際にシモーヌ夫人の義理の兄弟と待ち合わせをしていたと見られており、この人物は拉致容疑ですでに2004年5月にパリで起訴されている。
2006年には事件に関連してジャン・トニー・ウレ(Jean-Tony Oulai)陸軍大尉が拘束されたが、大尉の運転手はフランスの捜査当局に対し、キフェル記者が拉致された当時、大尉がシモーヌ夫人と連絡を取り合っていたと証言したとされる。
コートジボワールは世界のココアの40%を生産し、ココア産業は約600万人に雇用を提供している。ココアとコーヒーは同国の輸出収入の約40%、国内総生産(GDP)の20%を占めている。最近バグボ大統領はココアおよびコーヒーを監督する多数の機関における汚職の捜査を命じ、これまでに約20人の関係者が逮捕されている。(c)AFP
シモーヌ夫人は10日出廷する。また、ボウン・ブアブレ(Bohoun Bouabre)元経済財政相もパリの裁判所に召喚されたという。
キフェル氏は2004年4月、コートジボワールの基幹産業であるカカオ産業における汚職の調査中に行方不明になった。フランスの捜査当局は、同氏はアビジャンのスーパーマーケットの駐車場で拉致され、政財界の有力者の命令で殺害されたと見ている。同氏は、拉致された際にシモーヌ夫人の義理の兄弟と待ち合わせをしていたと見られており、この人物は拉致容疑ですでに2004年5月にパリで起訴されている。
2006年には事件に関連してジャン・トニー・ウレ(Jean-Tony Oulai)陸軍大尉が拘束されたが、大尉の運転手はフランスの捜査当局に対し、キフェル記者が拉致された当時、大尉がシモーヌ夫人と連絡を取り合っていたと証言したとされる。
コートジボワールは世界のココアの40%を生産し、ココア産業は約600万人に雇用を提供している。ココアとコーヒーは同国の輸出収入の約40%、国内総生産(GDP)の20%を占めている。最近バグボ大統領はココアおよびコーヒーを監督する多数の機関における汚職の捜査を命じ、これまでに約20人の関係者が逮捕されている。(c)AFP