【7月7日 AFP】(一部更新)アフガニスタンの首都カブール(Kabul)中心部にあるインド大使館に7日、爆発物を満載した車両が突入し自爆、40人以上が死亡、約140人が負傷した。死者の多くは、ビザ発給のために並んでいたアフガニスタン人で、インド大使館の高官2人が含まれるという情報もある。

 現地のJayan Prasadインド大使によると、自爆した車両は大使館に入ろうとしていたインド外交官の車両に衝突し、爆発した。

 匿名の大使館関係者によると数時間後、衝突された車両に乗っていた高官の遺体が、近くの建物の屋根に掛かった状態で発見された。運転手を務めていたアフガニスタン人も死亡したという。

 相次ぐ自爆攻撃の犯行声明を出している旧支配勢力のイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)は、今回の犯行は自分たちによるものではないと否定している。

 インド外務省によると、死者には大使館を警備していた治安要員2人も含まれている一方、AFPの電話取材に応じた大使館関係者は、インド大使や高官は無事だったとしている。(c)AFP/Sardar Ahmadsak