EUのマグロ禁漁前倒し、地中海の養殖業者が危機感
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【7月3日 AFP】欧州連合(EU)のマグロ禁漁期間の前倒し措置をめぐり、地中海沿岸のマグロ養殖業者の間で危機感が高まっている。
クロマグロ1200トンの養殖が可能なある養殖場の経営者は、「今年は恐らく500トンの出荷にとどまる」と話す。
「すでに1人の漁師に前金として50万ユーロ(約8400万円)を支払ったが、禁漁期間の前倒しで彼は1匹も取れなかった。今後、廃業に追い込まれる漁師も出てくるだろうし、我が社にとってもいい話ではない」(経営者)
EUは先に、マグロの漁獲量が年間漁獲枠に達しつつあることを懸念し、商業用マグロの禁漁期間を最盛期半ばの6月16日に前倒しした。(c)AFP/Isabelle Wesselingh
クロマグロ1200トンの養殖が可能なある養殖場の経営者は、「今年は恐らく500トンの出荷にとどまる」と話す。
「すでに1人の漁師に前金として50万ユーロ(約8400万円)を支払ったが、禁漁期間の前倒しで彼は1匹も取れなかった。今後、廃業に追い込まれる漁師も出てくるだろうし、我が社にとってもいい話ではない」(経営者)
EUは先に、マグロの漁獲量が年間漁獲枠に達しつつあることを懸念し、商業用マグロの禁漁期間を最盛期半ばの6月16日に前倒しした。(c)AFP/Isabelle Wesselingh