HAART療法、HIV感染後5年以内死亡率に効果 英研究
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【7月3日 AFP】HIVウイルス感染者に対し、抗HIV薬を複数組み合わせる多剤併用療法、いわゆるHAART(ハート、高活性抗レトロウイルス療法)を行った場合、感染後5年以内の死亡率が、先進国の通常の死亡率程度にまで下がっていることが明らかになった。2日発行の米医師会誌『JAMA(Journal of the American Medical Association)』に研究結果が発表された。
英国医学研究評議会(Medical Research Council、MRC)の臨床試験チームによる研究で、HAARTが感染後5年以内の死亡率低下に大きく貢献することが判明したとしている。
同チームは1981-2006年に、HIV感染者1万6534人を追跡調査した。この間に死亡した感染者は2571人。感染していない人たちを想定した同期間の死亡推定数235人の10倍以上となった。しかしこの超過死亡率は、HAARTが広く導入されていなかった調査期間初期の極めて高い死亡率を反映しているためだという。
HAARTが導入された1996年を境に、導入後数年は普及が十分でなかった時期としても、導入前の「1981-1996年」に比べて導入後の「2000-2001年」では、超過死亡率が88%も低下したとチームは試算している。さらに最近の「2004-2006年」に関する調査でも減少傾向は続き、96年以前の超過死亡率から94%も下がったという。
2006年までは、感染後5年以内の超過死亡率を追った証拠は示されていなかった。
ただし、感染後5年を経過した後では、特に年齢が高いほど感染者の死亡率は加速度的に高まり依然、非感染者との差が表れている。(c)AFP
英国医学研究評議会(Medical Research Council、MRC)の臨床試験チームによる研究で、HAARTが感染後5年以内の死亡率低下に大きく貢献することが判明したとしている。
同チームは1981-2006年に、HIV感染者1万6534人を追跡調査した。この間に死亡した感染者は2571人。感染していない人たちを想定した同期間の死亡推定数235人の10倍以上となった。しかしこの超過死亡率は、HAARTが広く導入されていなかった調査期間初期の極めて高い死亡率を反映しているためだという。
HAARTが導入された1996年を境に、導入後数年は普及が十分でなかった時期としても、導入前の「1981-1996年」に比べて導入後の「2000-2001年」では、超過死亡率が88%も低下したとチームは試算している。さらに最近の「2004-2006年」に関する調査でも減少傾向は続き、96年以前の超過死亡率から94%も下がったという。
2006年までは、感染後5年以内の超過死亡率を追った証拠は示されていなかった。
ただし、感染後5年を経過した後では、特に年齢が高いほど感染者の死亡率は加速度的に高まり依然、非感染者との差が表れている。(c)AFP