【7月2日 AFP】モンゴル国営テレビ(Mongolian National BroadcastingMNB)は2日、前月の総選挙をめぐって1日に首都ウランバートル(Ulan Bator)で発生した暴動で4人が死亡、警官約400人が負傷したと報じた。

 MNBによると、死亡した4人のうち2人が搬送された病院の医師がこの2人は射殺されたと話しているという。死亡した4人の詳しい情報は明らかになっていない。

 ナンバリン・エンフバヤル(Nambaryn Enkhbayar)大統領は1日午後11時半(日本時間2日午前零時半)、国営テレビを通じてウランバートルに4日間の非常事態を宣言した。このため現在モンゴルでは国営テレビの1チャンネルのみが放送を許可されている。

 モンゴルでは6月29日にモンゴル国民大会議(国会)の総選挙が行われ、与党・モンゴル人民革命党(Mongolian People's Revolutionary PartyMPRP)が勝利宣言を出した。野党・民主党(Democratic Party)は1日、与党側が買収などの不正行為を行ったと主張しMPRP本部前で抗議活動を行ったが、これがMPRP本部の放火・略奪や消防隊に投石するなどの暴動に発展した。

 2日のウランバートル市内ではMPRP本部前など各所を武装した兵士がパトロールする光景が見られた。暴動が最も激しかったウランバートル中心部への通行は禁止され、夜間外出禁止令も出されている。(c)AFP/Michael Kohn