【7月2日 AFP】フィリピンで大気汚染対策のために開発された電動の乗り合いバス「Eジープニー」が1日、首都マニラ(Manila)にお目見えした。

 3台のEジープニーの出発式にはマカティ(Makati)市のビナイ(Jejomar Binay)市長が出席し、「今後1週間は運賃はタダ」だと宣言した。

 Eジープニーは前年に開発されたが、交通局が公道での使用を認めたのは、6月に入ってからのことだ。それまでは、私有地や住宅地内での使用に限られていた。

 同市は、Eジープニーの有用性が確認され次第、新たに50台を導入したい考えだ。市長は「わが市のみならず、国内の他の大都市においても、Eジープニーは大気汚染の緩和に貢献するものと信じている」と語った。

 フィリピン人の重要な足であるディーゼル燃料使用のジープニーに代わるEジープニーの開発は、国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)の支援を受けた。国産だが、エンジンは中国製だ。

 充電は、電源コンセントにつなぐだけだ。(c)AFP