【7月1日 AFP】(一部更新)イランの首都テヘラン(Tehran)北西部で30日、解体中だった7階建ての建物が倒壊し、少なくとも17人が死亡した。地元メディアが1日伝えた。

 倒壊当時、現場で作業していた作業員20人ほどが、がれきの下に閉じ込められたとみられるが、生存者の数は明らかになっていない。

 ファルス(Fars)通信や国営イラン学生通信(ISNA)によると、消防署の救助隊員らが捜索活動にあたっており、がれきの中からこれまでに11人の遺体を収容した。

 作業員らの国籍は不明だが、テヘランで建設作業に従事する者の多くはアフガニスタン出身者であるという。

 倒壊した建物は17年前に建造されたもので、その後、新たな階層が増築されていた。建物の基礎部分の老朽化が進行していたことが明らかになり、住民の退去が完了していた。

 テヘラン市内では、急激な人口増加に対応するために、ここ数年、建築ラッシュが続いている。一方で、建築ラッシュ中に建設された建物については、強度面での不安が指摘されていた。
 
 人口が密集するテヘランは地震断層の上に位置する。大規模な地震が発生した場合には未曾有の被害が発生し、多くの人命が失われる危険性があるため、建物の強度面に対する不安はさらに高まっている。(c)AFP