【7月1日 AFP】2007年9月に死去したイタリア人テノール歌手、故ルチアーノ・パバロッティ(Luciano Pavarotti)氏の遺産分配問題が「公平に」決着した。パバロッティ氏の2番目の妻ニコレッタ・マントバーニ(Nicoletta Mantovani)さんの弁護士が6月30日、明らかにした。

 2007年9月6日、イタリア北部のモデナ(Modena)ですい臓がんのため71歳で死去したパバロッティ氏の遺産の一部についてはかねて、前妻の3人の娘とニコレッタさんとの間で争われていると報じられていた。

 これについてニコレッタさんの弁護士は、パバロッティ氏の地元エミリア・ロマーニャ(Emilia Romagna)州のIl Resto del Carlino紙に「ニコレッタと(前妻の)3人の娘たちは友人同士なので、遺産分配も最良の形で解決した」と語り、遺産が公平に分けられたことを明かした。

 国内メディアは、パバロッティ氏の死の約6週間前に作成された遺書が、米国の信託財産の分配について娘たちへの相続を言及しなかったと報じていた。ニューヨーク(New York)の3つのアパートやアンリ・マティス(Henri Matisse)の絵画などを含む、1500万ユーロ(約25億円)相当のこの信託財産の相続人はニコレッタさんだとも言われた。

 ニコレッタさんの弁護士は、今回の話し合いで分配が決定した遺産に、これら1500ユーロ相当の信託財産が含まれるかどうかは明らかにしていない。

 パバロッティ氏の死後、その3000万-2億ユーロ(約50-334億円)とも言われる遺産については、さまざまなうわさがささやかれてきた。レプブリカ(La Repubblica)紙は2007年10月、同氏に1800万ユーロ(約30億円)の個人負債があるとも報じている。(c)AFP