米最高裁、エクソン・バルディーズ号原油流出事故の賠償金「減額すべき」と判断
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【6月26日 AFP】1989年に起きた石油タンカー「エクソン・バルディーズ(Exxon Valdez)」号の大規模な原油流出事故をめぐる裁判で、米最高裁は25日、米連邦控訴裁判所による25億ドル(約2700億円)の損害賠償命令は過度であるとして支払い命令を取り消し、5億700万ドル(約550億円)へ減額すべきとの判断を示し、下級審に差し戻した。
米最高裁は、デビッド・スーター(David Souter)判事が作成した判決文の中で、米石油大手エクソンモービル(ExxonMobil)には、既に支払っている補償金以上の損害賠償を支払う義務がないとの判断を示した。
判決文の中でスーター判事は、「憲法上の上限に従えば、補償金額と損害賠償金額との1:1の割合は決して低すぎるということはない」と述べ、「この基準を今回の事例にあてはめる場合、地方裁判所が計算した補償金額の5億700万ドルが妥当である。1:1の割合に従うと、この額が、損害賠償金額の上限になる」とした。
エクソン・バルディーズ号の原油流出事故は89年3月24日、米アラスカ(Alaska)州プリンス・ウィリアム湾(Prince William Sound)で同号が座礁、原油1100万ガロンが流出し、周辺水域が汚染されたもの。米国史上最悪の原油流出事故となり、エクソンモービルは事故後、約21億ドル(約2300億円)をかけて汚染除去を行い、漁民や地元住民に3億ドル(約320億円)以上の補償金を支払った。(c)AFP
米最高裁は、デビッド・スーター(David Souter)判事が作成した判決文の中で、米石油大手エクソンモービル(ExxonMobil)には、既に支払っている補償金以上の損害賠償を支払う義務がないとの判断を示した。
判決文の中でスーター判事は、「憲法上の上限に従えば、補償金額と損害賠償金額との1:1の割合は決して低すぎるということはない」と述べ、「この基準を今回の事例にあてはめる場合、地方裁判所が計算した補償金額の5億700万ドルが妥当である。1:1の割合に従うと、この額が、損害賠償金額の上限になる」とした。
エクソン・バルディーズ号の原油流出事故は89年3月24日、米アラスカ(Alaska)州プリンス・ウィリアム湾(Prince William Sound)で同号が座礁、原油1100万ガロンが流出し、周辺水域が汚染されたもの。米国史上最悪の原油流出事故となり、エクソンモービルは事故後、約21億ドル(約2300億円)をかけて汚染除去を行い、漁民や地元住民に3億ドル(約320億円)以上の補償金を支払った。(c)AFP