【6月25日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権2008(The Championships Wimbledon 2008)女子シングルス1回戦。日本の杉山愛(Ai Sugiyama)は、ベルギーのヤニナ・ウィックマイヤー(Yanina Wickmayer)と対戦。杉山はセットカウント2-0(6-4、6-2)のストレートで勝利を収め2回戦へ進出を決めた。

 南アフリカのウェイン・フェレイラ(Wayne Ferreira)氏の記録を抜き、男女を通じての連続出場記録の更新という記念すべき日を完勝で飾った杉山は、14年前に第一歩を踏み出したウィンブルドンで記録達成を果たした。

 四大大会(グランドスラム)の連続出場記録を史上最多となる57に伸ばし勝利で飾った杉山は、試合を終え記録の更新は夢にも思っていなかったと語っている。成功の秘訣(ひけつ)について杉山は、良いプレーができていない時もモチベーションを保ち続ける力にあると主張している。杉山はAFPに対し「とても満足している。これまでプレーしたグランドスラムの試合数を聞いて信じられなかった。すごい数ね」と喜びを語った。

 また杉山は「モチベーションは常に浮き沈みするのでとても困難な道のりだった。本当にきつかったが、記録は良いモチベーションにもなった。私の心と体は密接に繋がっている。モチベーションが下がった時は体の調子も悪くなるが、良いモチベーションの時はタフなテニスができる」と語っている。

 杉山は2回戦で大会第22シードのフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta、イタリア)と対戦する。(c)AFP/Steve Griffiths