【6月20日 AFP】サッカー欧州選手権2008（Euro 2008）に出場しているイタリア代表のマッシモ・アンブロジーニ（Massimo Ambrosini）が19日、現地22日に行なわれる準々決勝スペイン戦では、イタリア代表は団結すれば好調のスペインを破ることができると語った。

　イタリアとスペインの対戦では1980年の同大会以来スペインが勝利していないことを特別視しているアンブロジーニは、「（所属している）ACミラン（AC Milan）でスペインのクラブと対戦する際はうまくやっていたが、国の代表としては2000年のシドニー五輪での失意をまだ覚えている。我々は後半40分に得点を奪われ0-1で敗れたが、敗れたとは思っていない、借りを返したいと思う」とスペイン戦に向けての意気込みを語った。

　グループリーグ最終戦のフランス戦で累積2枚目のイエローカードを受けて準々決勝スペイン戦に出場停止となったアンドレア・ピルロ（Andrea Pirlo）とジェンナロ・ガットゥーゾ（Gennaro Gattuso）、練習中に左膝を負傷し戦列を離れることとなったアンドレア・バルツァッリ（Andrea Barzagli）といった、主要選手がスペイン戦で欠場を強いられる状況のイタリア代表だが、アンブロジーニは「イタリアの強さは、好調不調に左右されない我々の真の団結である」と強調した。(c)AFP