【6月17日 AFP】サッカー欧州選手権2008(Euro 2008)に出場しているフランス代表の主将パトリック・ビエラ(Patrick Vieira)は、故障している左太ももが17日に行われるイタリアとのグループリーグ最終戦に出場できるまで十分に回復していないことを明かした。

 1998年W杯フランス大会と2000年の欧州選手権(Euro 2000)を制したフランス代表の一員で、代表として通算105試合に出場しているビエラは、開幕前に左太ももを故障し大会に間に合わせるために必死の努力を重ねてきた。

 イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)に所属するビエラは「何とか練習しようとしたが、まだ痛みがあり加速したりボールを蹴ったりできない。本当にうんざりしている。私は自分がどこにいるのか分からない。いつ再びプレーできるか全く分からないんだ」と語っている。

 06サッカーW杯ドイツ大会で準優勝しているフランスは、グループリーグ最終戦でイタリアに敗れるか、勝ったとしても同グループで2位につけるルーマニアがすでに首位での通過を決めているオランダに勝利した場合は大会から姿を消すことになる。

 2007-08シーズンは度重なる故障に苦しめられたビエラは、フランス代表のメディカルスタッフからどのような治療を受けたかについて興味深い発言をしているが、16日はこの件について多くを語らなかった。故障はどのように診断され、どのような治療を受けたかについて問われたビエラは「現段階では詳しく話したくはない。詳細はいつか明らかになる。私の状況については故障の程度が非常に不明瞭だということだ」と答えている。

 ビエラの長引く欠場と批判を含んだ発言は、窮地に追い詰められているレイモン・ドメネク(Raymond Domenech)監督への批判を加速させることになるかもしれない。

 コンディションに問題のあるビエラをチームに残すか否かの最終決定をルーマニアとのリーグ初戦の直前に下すために、ドメネク監督はビエラの代役としてマシュー・フラミニ(Mathieu Flamini)を追加招集していた。

 ドメネク監督は、2002年W杯日韓大会で故障に苦しんでいたジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)をメンバー入りさせた当時のロジェ・ルメール(Roger Lemerre)監督のように、ビエラのような中心選手であっても故障を抱えた選手をチームに残すようなリスクは犯さないと公言していた。(c)AFP