【6月11日 AFP】(一部更新、写真追加)スーダン・ハルツーム(Khartoum)のハルツーム国際空港(Khartoum International Airport)で10日、スーダン航空(Sudan Airways)のヨルダン・アンマン(Amman)発のエアバス(Airbus)機が着陸に失敗、炎上した。少なくとも100人が死亡したという。関係当局者や国営テレビが明らかにした。

 警察関係者によると、同機は悪天候のなか着陸し、滑走路からそれた後に炎上したという。空港関係者はエンジンから出火し、その後、機体全体に炎が広がったと語った。また、報道によると、当時のハルツーム付近は、砂嵐が吹き荒れた後に豪雨となっていたという。

 空港の責任者はテレビのインタビューに対し「エンジンのひとつが発火し、機体が炎上した」と語った。

 テレビでは速報として「搭乗していた203人のうち、半数近くが死亡した」と伝えている。一方、民間航空当局によると、事故に巻き込まれた乗客数は確認できていないとしながらも、少なくとも乗客103人と、乗員11人のうち10人が生存していることを明らかにした。

 国営スーダン通信(SUNA)によると、事故機はアンマンからシリア・ダマスカス(Damascus)経由でハルツームに着陸する予定だったが、悪天候のため、紅海(Red Sea)沿岸のポートスーダン(Port Sudan)に着陸するよう指示を受けていた。その後、再びハルツームへの着陸が許可されたという。(c)AFP