【6月8日 AFP】世界のエネルギー消費の約3分の2を占める11か国のエネルギー相会合が8日、青森市で開かれた。議長国の日本が原油高騰について世界経済の後退を招く要因と警告する中、11か国は原油高への「深刻な懸念」を表明した。

　8日のエネルギー相会合には、主要8か国（G8）と中国、インド、韓国が参加した。

　会合に参加した11か国は世界的な石油需要の拡大を受け、自国での石油生産量を増やすとともに、産油国に対しても市場に十分な石油が供給されるよう「時宜にかなったエネルギー部門への投資」を拡大するよう求めた。

　会合ではこのほか、新たな国際的な省エネの枠組み「国際省エネルギー協力パートナーシップ（International Partnership for Energy Efficiency Cooperation、IPEEC）」の創設についても合意された。(c)AFP/Miwa Suzuki