【6月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)の新監督に就任したマーク・ヒューズ(Mark Hughes)監督は、マンチェスター・シティでの監督業をマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)での監督業への足がかりとしないことを、5日に行なわれた就任会見の席で明言した。

 2007-08シーズンまでブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)で指揮を執り、スベン・ゴラン・エリクソン(Sven-Goran Eriksson)監督の後任としてマンチェスター・シティの監督に就任したマーク・ヒューズ監督は、マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督が退いた後のユナイテッドの監督候補としてたびたび名前が挙がっており、マンチェスター・シティの一部のサポーターからは、ヒューズ監督がユナイテッドの指揮官になるために、シティでの監督業を足がかりとして利用するのではないかと恐れられてきた。

 会見でヒューズ監督は「私がマンチェスター・シティで成功を収めれば、何も足がかりなど必要ありません。何故ならこのクラブはトップになることができるクラブであるからです。これは私にとって、成功したチームを指揮するだけでなく、成功するクラブを作り上げるというチャンスです」とシティを足がかりとしないことを主張した。

 更にヒューズ監督は「シティは近年なかったある種の連続性を必要としています。しかし今日、クラブに強い基礎を築くチャンスがあります。それは非常におもしろい試みです。私自身は、プレーヤーとしての私の経験によって形成されました。トロフィーを獲得したり、プレーヤーとしてビッグゲームでプレーすることに慣れていました。そして、私は監督としても同様でありたいです。私はこの偉大なクラブであるシティで、偉大なるサポーターともに、このシティを国と欧州の両方で更なる上位チームへと導きたいです」と、マンチェスター・シティの指揮官としての抱負を語った。(c)AFP/Mark Ogden