【6月3日 AFP】モデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)が、パリの自宅で1日に死去したデザイナーのイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)氏について、「有色人種のために多くの手助けをしてくれた」と語った。

 サンローラン氏と親しかったナオミは、「彼のおかげで、私は初めてヴォーグ(Vogue)誌の表紙を飾ることができたのよ」と明かす。

「私が彼に『イヴ、私は仏版ヴォーグ誌の表紙になれないわ。黒人の女の子を起用しないみたいなの』って言ったら、彼は『僕にまかせておいて』って答えてくれたの」。そして、サンローラン氏の言葉どおり、ナオミは黒人モデルとして初めて仏版ヴォーグ誌の表紙を飾ることになった。

 デビューから2002年の引退まで、自由に生きる女性のために、革新的なスタイルを提案し続けたサンローラン氏。ナオミは、「彼はファッションの王様だった」と語る。「彼はプレタポルテを生みだし、初めてランウェイに有色人種を起用した。私のキャリアにおいて、極めて重要な人物よ。初期の仕事のひとつを与えてくれた人でもあるの」

 最初の黒人スーパーモデルのひとりムーニア(Mounia)も、フランスのラジオ局のインタビューに対し「彼のおかげで、肌の色に対する誇りをもつことができた」とコメント。

 アフリカ出身の元トップモデル、ダイヤ・グェイェ(Daiya Gueye)も、サンローラン氏の協力によって、国際的なキャリアをスタートすることができた人物のひとり。「彼は天才だった。世界全体にとって大きな損失よ。兄というよりも、父のようだったわ」と死を悼んだ。(c)AFP