【6月3日 AFP】欧州歴訪中の福田康夫(Yasuo Fukuda)首相は2日、翌日からイタリア・ローマ(Rome)で開催される「食糧サミット」の結果を、7月に日本が開催国となる主要国首脳会議(G8 Summit)で生かしたいと発言した。

 首相は2日、英国ロンドン(London)でゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相と会談後、官邸での共同記者会見で、食糧問題は多面的な問題で対応が必要だと述べた。また、ローマでの食糧サミットの結果を基礎に、世界的な食糧価格高騰の背後にある多様で複雑な要因に対し、G8で取り組みたいと述べた。

 さらに、特に発展途上国を中心に、食糧生産および農業生産力の増強など、中・長期的計画で合意するのが目標だと語った。

 これに対し、ブラウン首相も最貧困国の農業生産力を向上させることが重要だと強調し、そのためにそうした国への援助や支援を拡大する必要があると唱えた。

 3日から始まる食糧サミットは、主催者である国連(UN)食糧農業機関(FAO)の本部(ローマ)で開かれ、福田首相も出席する。

 基本食料品の価格高騰は世界各地で暴動まで引き起こしているが、潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連事務総長は3日のサミット冒頭で、この危機に対処する「行動計画」を発表するとみられている。(c)AFP