【5月26日 AFP】米大統領選で共和党の指名が確定したジョン・マケイン(John McCain)上院議員(71)の妻、シンディ・マケイン(Cindy McCain)さんが23日、これまでの拒否姿勢をひるがえして2006年の所得申告を公開した結果、同年の個人所得が600万ドル(約6億2000万円)に上っていたことが明らかになった。

 シンディさんは米ビール販売大手を所有する富豪一族の相続人。税務情報の公開をこれまで拒んでいたが、候補の資産状況を公開している民主党側から、透明性を要求する圧力が高まっていた。マケイン夫妻は、夫婦別々に財務管理を行っているため、シンディさんの資産状況は個人的問題で選挙とは無関係だとしていた。

 しかしマケイン陣営の側近らは23日、政治家が細かな事実を葬り去りたい際によく利用する常にならい、メディアでの注目を集めにくい戦没者追悼記念日(Memorial Day)前後の週末を利用し、シンディさんの2006年度分の納税申告の最初の2ページだけを公開した。

 それによるとシンディさんはこの年、所得として600万ドルを申告し、連邦税として170万ドル(約1億7600万円)を収めた。 

 当のマケイン氏個人は過去2年間の納税申告を4月に公開したが、その際に妻の財務状況に関して触れることは拒絶していた。

 マケイン氏の申告内容によると、年間16万2000ドル(約1680万円)の議員給与のほか、06年は社会保障の退職給付として2万3000ドル(約240万円)、元海軍パイロットとしての退役軍人給付で5万8000ドル(約600万円)の収入があった。また、06年には8万ドル(約830万円)、07年には17万6000ドル(約1820万円)の著作による印税収入もあった。

 民主党側の指名を争う両候補は、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員、バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員ともに自らの納税申告を公表済みだ。

 オバマ候補と妻のミシェルさんの07年の所得はあわせて420万ドル(約4億3400万円)で、大半はオバマ氏の著作の印税だった。

 一方、クリントン候補夫妻は、夫のビル・クリントン(Bill Clinton)前大統領の退任後からこれまでの過去8年分の納税書類を公表したが、それによるとこの間の所得は計1億900万ドル(約113億円)だった。(c)AFP