【5月24日 AFP】(記事更新、写真追加)サッカー国際親善試合・キリンカップ、日本対コートジボワール。試合は日本が1-0でコートジボワールに勝利を収めた。

 日本は前半21分に玉田圭司(Keiji Tamada)がドイツ・ブンデスリーガ1部のVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に所属する長谷部誠(Makoto Hasebe)の右からのクロスに滑り込みながら左足で合わせて決勝点を挙げた。

 21日に欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)の決勝でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と戦ったチェルシー(Chelsea)に所属するディディエ・ドログバ(Didier Drogba)とサロモン・カルー(Salomon Kalou)欠くエレファンツ(コートジボワールの愛称)は、後半15分にアルトゥール・ボカ(Arthur Boka)の約30メートルのミドルシュートが日本のGK楢崎正剛(Seigo Narazaki)に阻まれるなど数少ないチャンスをものにすることができず、ハーフタイムを挟んでパスワークが乱れ創造性を欠いた日本から1点を奪うことができなかった。

 試合後に日本の岡田武史(Takeshi Okada)監督は「前半はかなり良かった。後半は足が止まり守備的になってしまったが、選手たちは最後まで諦めなかった」と語っている。

 一方、コートジボワールのヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督は「選手は疲れていたが、良いプレーを心がけていた。後半はボールを支配した。チャンスもいくつかあったがゴールを奪うことができなかった」と試合を振り返っている。

 日本はフランス・リーグ1のル・マン(Le Mans)からサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)への移籍が決まっている松井大輔(Daisuke Matsui)と長谷部の海外組みが先発しチームに上手く溶け込み、岡田監督は所属するセルティック(Celtic)でリーグ3連覇を達成し、24日に帰国したばかりの中村俊輔(Shunsuke Nakamura)を27日のパラグアイ戦で司令塔として起用するものと見られている。

 4度目のW杯出場を目指す日本は、3月26日に行われた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)・アジア3次予選でバーレーンに0-1で敗れており、これにより日本が所属するグループ2は、2連勝で勝ち点6のバーレーンが首位に立ち、共に1勝1敗で勝ち点3の日本とオマーン、2連敗のタイが続いている。(c)AFP