【5月27日 MODE PRESS】（記事更新）南仏の町ムージャン（Mougins）で22日、第61回カンヌ国際映画祭（Cannes Film Festival）の一環として、米国エイズ研究財団amfAR（American Foundation for AIDS Research）主催のチャリティー・オークションが開催された。

　15回目となった今年は、女優のシャロン・ストーン（Sharon Stone）が司会を務める中、歌手のマドンナ（Madonna）、デザイナーのドナテラ・ヴェルサーチ（Donatella Versace）、ケネス・コール（Kenneth Cole）、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ（Valentino Garavani）、ロベルト・カバリ（Roberto Cavalli）、女優のダイアン・クルーガー（Diane Kruger）、ナタリー・ポートマン（Natalie Portman）、ミラ・ジョヴォヴィッチ（Milla Jovovich）、モデルのエヴァ・ハーツィゴヴァ（Eva Herzigova）、歌手のメアリー・J・ブライジ（Mary J. Blige）など、各界の「重鎮」らが集まった。

　シャロンは、彼女の為に特注で生産されたという、世界でたった一つのクリスチャン・ディオール（Christian Dior）モデルの携帯電話と、愛車であったポルシェ911（Porsce 911）を出品し、合計78万5000ドル（約8000万円）を売り上げた。一方で、近年チャリティー・イベントを積極的に主催しているマドンナは、同じく世界に二つとないシャネル（CHANEL）のダイヤモンドのロゴ入りクロコダイルのハンドバッグを私物入りで出品し、47万1000ドル（約4800万円）の値を付けたほか、近日中に開催されるツアーの「プライベート バックステージ ツアー」も56万ドル（約5800万円）という驚異的な高価格で落札された。

　会場を訪れたバーレスク・アーティストのディータ・ヴォン・ティース（Dita Von Teese）は、「残念ながら、ここまで高額な物は出品できないけど…」とコメントを残し、自身のサインを出品した。

　この夜の売り上げ総額は、1000万ドル（約10億円）にまで登り、その一部が、エイズの研究、HIVの予防と治療教育等に寄付される。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS