【5月22日 AFP】21日に行われた欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)・決勝をPK戦の末に制したマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は、PK戦でチェルシー(Chelsea)のニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)のシュートをセーブして優勝の立役者となったGKのエドウィン・ファン・デル・サール(Edwin Van Der Sar)について「決して偶然などではない」と賞賛した。

 試合後にファーガソン監督は、ファン・デル・サールが最近2シーズンのマンチェスター・ユナイテッドの復活において必要不可欠な存在の1人だったことを認めており、「前にも述べたことがあるが、ここ最近で最も困難な仕事はピーター・シュマイケル(Peter Schmeichel)に代わるGKを見つけることだった。3年前にエドウィンが加入して以降、我々のディフェンス面が著しく改善されたことが見て分かると思う。彼が見せたセーブは偶然生まれたわけではない。勝負が最後のPK戦までもつれた際に必要とされるのは、ほんの一瞬を待つことのできる豊富な経験と忍耐力だ」と話した。

 ファン・デル・サール自身も、長いキャリアの間、重要な試合でドラマチックな結末の主役になる日を待ち望んでいたことを認め、「長く現役を続けて色々なことを経験してきたことへのご褒美だね。アヤックス(Ajax)に所属していた時代の1994-95シーズンに1度優勝を経験したことがあったけど、その次のシーズンにはPK戦で敗れている。初めてタイトルを獲得できた時はいつも素晴らしい気分になるが、それを自分自身で勝ち取るために、私は長いキャリアの中で努力を続けてきたと言える。試合に勝利した時、決定的な瞬間や最後の瞬間を掴み取るのは最高にファンタスティックだ。ユナイテッドに来れたことに感謝している」と話した。

 マンチェスター・ユナイテッドは、2005年に同じプレミアリーグのフラム(Fulham)から200万ポンド(約4億円)でファン・デル・サールを獲得したが、ファン・デル・サールはファーガソン監督に対し、なぜ自分をもっと早く獲得しなかったのかとしつこく冗談を言ったりもしていた。「時々なぜもっと早く獲得してくれなかったのか尋ねたこともあったけど、もう気にはしていない。マンチェスター・ユナイテッドに来て2度のプレミアシップのタイトルと今夜チャンピオンズリーグのタイトルを獲得できた。だけどまだこれで終わりじゃない」と話した。

 さらにファン・デル・サールは、チェルシーのジョン・テリー(John Terry)が滑ってPKを失敗するという大きな幸運にも助けられたことを認めており、「テリーが滑ったことはラッキーだった。さもなければ別のチームが今夜ここに座っていたことだろう」と話している。

 しかし最後のアネルカのPKに関しては「彼がどこに蹴るのか分かった。それを感じたんだ」と話した。(c)AFP/Angus MacKinnon