【5月18日 AFP】（記事更新、写真追加）サッカー、イングランド・FAカップ2007-08（FA Cup 2007-08）・決勝、ポーツマス（Portsmouth）vsカーディフ・シティ（Cardiff City）。試合はヌワンコ・カヌ（Nwankwo Kanu）が前半37分に決めたゴールを守りきったポーツマスが1-0で勝利し、1938-39シーズン以来となる69年ぶり2度目の優勝を飾った。

　同大会を制したことで、ポーツマスを率いるハリー・レドナップ（Harry Redknapp）監督は選手としても監督しても初めて大きなタイトルを獲得した、またプレミアリーグを8位で終えたポーツマスはUEFA杯2008-09（UEFA Cup 2008-09）への出場が決まり、クラブ史上初となる欧州の舞台に臨む。

　また、レドナップ監督は、1994-95シーズンにマンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）をはじめチェルシー（Chelsea）やアーセナル（Arsenal）やリバプール（Liverpool FC）のリーグ四強以外のチームが最後に優勝を果たしたエバートン（Everton）を指揮していたジョー・ロイル（Joe Royle）氏以来となるFAカップを制したイングランド人監督となった。

　チェルシー（Chelsea）のフランク・ランパード（Frank Lampard）の母にもあたる、義理の姉妹のパット（Pat）さんが4月に亡くなったこともあり、優勝が決まった後に感極まったレドナップ監督は「この勝利はチーム、ファン、そして特に家族にとって素晴らしいものです。今シーズンは難しい1年でしたが夢がかないました」と語った。

　また、得点を決めチームを勝利に導いたカヌは「気分がいい。幸せを感じる。私は選手の中の選手だ」と語っている。(c)AFP/Julian Guyer