【5月17日 AFP】小切手詐欺などの罪に問われていた元陸上選手のティム・モンゴメリー(Tim Montgomery)被告に対し、禁固3年10月の実刑判決が言い渡された。

 判決はケネス・カラス(Kenneth Karas)連邦地裁判事によって言い渡され、男子100メートルの元世界記録保持者で、ドーピング違反が発覚し記録が抹消されるまで世界一の選手と見なされていたモンゴメリー被告の量刑が決定した。

 7月にヘロイン密売容疑の審理を控えているモンゴメリー被告は、元コーチらと共謀して小切手を偽造するなど銀行から数百万ドルを騙し取り、13か月前に有罪判決を受けていた。

 元コーチのスティーヴ・リディック(Steve Riddick)被告は、銀行に対する詐欺と資金洗浄で連邦裁判所から有罪を言い渡され、元代理人のチャールズ・ウェルズ(Charles Wells)被告も有罪判決を受けている。

 モンゴメリー被告の弁護団と検察は、37か月から46か月の刑期が妥当であると同意しており、判決ではその最大の刑期が言い渡された。

 現在33歳のモンゴメリー被告は、過去1年で100グラム以上のヘロインを売り捌いていたとして4月30日に逮捕され、既に拘置所に拘留されている。

 元パートナーで連邦捜査官への偽証罪により服役中の元陸上選手マリオン・ジョーンズ(Marion Jones)受刑者とモンゴメリー被告は、共にステロイドの陽性反応が検出されたことはないが、以前の検査方法では検出することができず、BALCO社(Bay Area Laboratory Co-operativeBALCO)の薬物スキャンダルの中心となったテトラハイドロゲストリノン(THG)との関係については認められている。

 2005年にスポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for Sport、CAS)からドーピング違反により2年間の出場停止処分を言い渡されて現役を引退しているモンゴメリーは、2002年に記録した100メートルの世界新記録9秒78など、2001年3月31日以降の記録は全て抹消されている。(c)AFP