【5月16日 AFP】米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のマイスペース(MySpace)上で少年になりすまし、13歳の少女を中傷するメッセージを送り自殺に追い込んだとして、米ロサンゼルス(Los Angeles)連邦大陪審は近所に住むローリ・ドリュー(Lori Drew)容疑者(49)を少女に対する中傷目的の不正アクセスや共謀など4つの罪で起訴した。

 検察によると、ドリュー被告は仲間らとマイスペース上で「ジョシュ(Josh)」という少年になりすましていたという。自殺した少女は2006年にマイスペースに登録し、そこで「ジョシュ」と出会った。「ジョシュ」は出会って数日後には「君はすてきだ」などと少女に甘い言葉をかけ、それが3週間続いたという。

 その後、「ジョシュ」は突然関係を打ち切り、「お前なんかいない方がいい」などと書かれたメッセージを少女に送った。メッセージを受け取って1時間もしない内に、少女は自宅の風呂場で首をつったという。

 起訴状によると、ドリュー被告とその「共謀者」らは、同被告の自宅コンピューターを使ってマイスペース上で少女との対話をくり返し、中傷するための材料を集めていたという。

 ドリュー容疑者は少女が自殺したといううわさを聞き、マイスペース上にあった「ジョシュ」のプロフィールを削除していた。

 マイスペースはAFPの取材に対し、「マイスペースは『ネットいじめ』を一切容認せず、この件に関しても検察当局に全面的に協力する」としている。

 ドリュー容疑者の4つの訴因は、それぞれ最大で禁固5年の刑が言い渡される可能性がある。(c)AFP