空港での遺失物、オークションで新しい持ち主のもとへ
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【5月11日 AFP】毎週数十件の遺失物を競売するロンドン(London)のオークションでスーツケースを落札したハンナ・テイラー(Hannah Taylor)さん(31)は、衣類でいっぱいになったスーツケースを開きながら「少なくとも、悪い買い物ではなかったみたいね」と話す。
美容師のテイラーさんは、英国の首都ロンドン南部のトゥティング(Tooting)にあるオークションハウスGreasby'sで行われた138個のかばんの競売に集まった50人近い人々の1人だった。オークションに参加するのは今回が初めてだという。
オークションでスーツケースを安く買い、中身をネットオークションサイトのイーベイ(eBay)で販売するという友人が思いついたプランを実行するため、ロンドン西部のニューベリー(Newbury)からやってきたのだ。
「遊びですよ。でも、もしかしたらブランド品が手に入るかもしれない。何が手にはいるかわかりません」と話していたテイラーさんは213ポンド(約4万3000円)でスーツケース7つを購入した。しかし「すべてがきれいに畳まれて、ビニールで包装されているように思っていたけれど――。よく競売に参加する人の話だと、汚れた下着などがいっぱい入っているみたい」と少し不安げだ。
■航空業界の遺失物、約15%はオークションへ
2007年、世界の航空業界の遺失物は約4240万個だった。これは乗客1000人当たり18.86個の割合で、航空業界にとって約38億ドル(約3900億円)のコストになっている。遺失物の85%は48時間以内に持ち主の手に戻るが、乗客1000人当たり0.57個のかばんが持ち主に戻らないまま、その多くはオークションで処分されている。
国際航空運送協会(International Air Transport Association、IATA)は、航空会社に対して、遺失物を販売する前に100日間にわたって持ち主に返却するよう努めなければならないと規定している。
3月にオープン直後の英ヒースロー(Heathrow)空港の第5ターミナルで大量の手荷物が行方不明になったのは記憶に新しい。あと数週間で、同ターミナルを使用している唯一の航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)がそれらの遺失物を販売できるようになる。同社広報は、ほとんどの遺失物は所有者のもとに戻っているとしているが、同社はしばしばオークションで遺失物を処分しており、売上の一部を慈善基金に寄付していると述べている。
Greasby'sのオーナーでオークショニアでもあるChristine Satchettさんは、「多い週には300点ほど出品されます。第5ターミナルの混乱があったので、今後数週間はバッグの出品が増えると見ています」と語る。
■テイラーさんの「戦果」は!?
かばんの中身はオークション会場受付で仕分けされる。電子機器や宝石類などの高価な品は個別に販売され、残りの品は無作為にかばんに入れ直される。
オークションの開始価格は5ポンド(約1000円)から。かばんについての簡単な説明が行われ、競売が始まる。
テイラーさんはロット番号2番のかばんを24ポンド(約4800円)で競り落とした。状態の良いTシャツがたくさん入っていたので最初は喜んでいたが突然「まあ、これは何?」と悲鳴を上げた。「わたしは豊胸用品を買ってしまったわ!」サイドポケットには胸を大きく見せるためのシリコン製ブラジャー用パッドが入っていた。(c)AFP/Elodie Mazein
美容師のテイラーさんは、英国の首都ロンドン南部のトゥティング(Tooting)にあるオークションハウスGreasby'sで行われた138個のかばんの競売に集まった50人近い人々の1人だった。オークションに参加するのは今回が初めてだという。
オークションでスーツケースを安く買い、中身をネットオークションサイトのイーベイ(eBay)で販売するという友人が思いついたプランを実行するため、ロンドン西部のニューベリー(Newbury)からやってきたのだ。
「遊びですよ。でも、もしかしたらブランド品が手に入るかもしれない。何が手にはいるかわかりません」と話していたテイラーさんは213ポンド(約4万3000円)でスーツケース7つを購入した。しかし「すべてがきれいに畳まれて、ビニールで包装されているように思っていたけれど――。よく競売に参加する人の話だと、汚れた下着などがいっぱい入っているみたい」と少し不安げだ。
■航空業界の遺失物、約15%はオークションへ
2007年、世界の航空業界の遺失物は約4240万個だった。これは乗客1000人当たり18.86個の割合で、航空業界にとって約38億ドル(約3900億円)のコストになっている。遺失物の85%は48時間以内に持ち主の手に戻るが、乗客1000人当たり0.57個のかばんが持ち主に戻らないまま、その多くはオークションで処分されている。
国際航空運送協会(International Air Transport Association、IATA)は、航空会社に対して、遺失物を販売する前に100日間にわたって持ち主に返却するよう努めなければならないと規定している。
3月にオープン直後の英ヒースロー(Heathrow)空港の第5ターミナルで大量の手荷物が行方不明になったのは記憶に新しい。あと数週間で、同ターミナルを使用している唯一の航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)がそれらの遺失物を販売できるようになる。同社広報は、ほとんどの遺失物は所有者のもとに戻っているとしているが、同社はしばしばオークションで遺失物を処分しており、売上の一部を慈善基金に寄付していると述べている。
Greasby'sのオーナーでオークショニアでもあるChristine Satchettさんは、「多い週には300点ほど出品されます。第5ターミナルの混乱があったので、今後数週間はバッグの出品が増えると見ています」と語る。
■テイラーさんの「戦果」は!?
かばんの中身はオークション会場受付で仕分けされる。電子機器や宝石類などの高価な品は個別に販売され、残りの品は無作為にかばんに入れ直される。
オークションの開始価格は5ポンド(約1000円)から。かばんについての簡単な説明が行われ、競売が始まる。
テイラーさんはロット番号2番のかばんを24ポンド(約4800円)で競り落とした。状態の良いTシャツがたくさん入っていたので最初は喜んでいたが突然「まあ、これは何?」と悲鳴を上げた。「わたしは豊胸用品を買ってしまったわ!」サイドポケットには胸を大きく見せるためのシリコン製ブラジャー用パッドが入っていた。(c)AFP/Elodie Mazein