【5月9日 AFP】(写真追加)米カリフォルニア(California)州サクラメント(Sacramento)の連邦地裁で8日、州内にある政府や民間の建物に対し、爆発物や火炎ビンによる攻撃を計画していた「環境テロリスト」に禁固19年数か月の判決が下された。裁判所関係者が明らかにした。

 エリック・マクダビッド(Eric McDavid)被告(29)は3月、放火や爆破で建物を損壊・破壊しようとした計画の共同謀議で有罪評決を受けていた。共犯のザカリー・ジェンソン(Zachary Jenson)被告とローレン・ウィーナー(Lauren Weiner)被告も有罪評決を受けており、近く量刑言い渡しが行われる。

 3人は2006年1月、襲撃の計画を立て爆発物の材料を購入したとして逮捕された。検察によると、米森林局(US Forest Service)の研究機関やダム、魚の養殖場、携帯電話の中継局、発電所などへの攻撃を計画していたという。爆弾製造技術は、『Poor Man's James Bond(「貧者のジェームズ・ボンド」の意)』という本を参考にするつもりだったとされる。

 サクラメント連邦地検のマグレガー・スコット(McGregor Scott)検事正は「連邦刑務所での20年近い服役という厳しい判決は、同様の過激な考えを持つ者へのに対する戒めになるだろう」と述べた。(c)AFP