【5月6日 AFP】ラトビアのバルト海(Baltic Sea)沖で4日に発生したバハマ船籍の大型客船「モナリザ(Mona Lisa)」の座礁事故で、ラトビアの沿岸警備当局は5日、警備艇6隻などを出動させ、乗客・乗員数百人を船から避難させた。

 船は当初、離礁が試みられたが失敗に終わった。また、今後数日間で天候の悪化が予想されていることから乗客への懸念が高まったため、乗客651人全員と乗員約330人の一部を避難させた。乗客の大半は高齢のドイツ人だった。座礁の原因はこれまでのところ判明していない。

 船はドイツ・ケルン(Cologne)西部のエルケレンツ(Erkelenz)に拠点を置く旅行会社「Lord Nelson-Seereisen」の経営者Herbert Fervers氏の所有。(c)AFP