【4月30日 AFP】サッカーイラン代表を指揮するアリ・ダエイ(Ali Daei)監督は29日、代表監督の辞任を仄めかし、まだ正式に契約書にサインを交わしていないことなどを明らかにして、イランサッカー協会(Iran Football Federation)を痛烈に批判した。

 国際Aマッチ通算109得点の世界記録を持つダエイ監督は、低迷するチーム・メッリ(Team Melli、イラン代表の愛称)を立て直すために、3月に代表監督に任命された。

 しかし、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)のアジア3次予選の試合が6月に迫る中、ダエイ監督と同協会のアリ・カファシアン(Ali Kafashian)会長との関係は修復不可能なところまで達している。

 ダエイ監督は、イランの大衆紙ハムシャフリー(Hamshahri)紙に対し「もしカファシアン会長が親善試合と私の契約について私と交渉する時間を取れないようなら、私は監督を辞める。私まだ信頼を勝ち取ったわけではないので、監督を辞めることもできる。もしこのようにものごとが続くのならば、我々は何か別のことを考えるべきだし、協会はお気に入りの人物を監督に指名できるはず」と語っている。

 同協会は、ダエイ代表監督が依然として同国のサイパFC(Saipa FC)でも指揮を執っていることに大きな懸念を示しており、それがW杯予選に向けて準備を進める同国代表チームの集中を妨げていると考えている。

 国内のメディアでは、同協会が国内リーグのシーズン終了後に、ダエイ監督と正式に契約を交わす意向であると報じられてきたが、同協会はダエイ監督との騒動を軽視しており、契約の失敗は重要ではなかったと話している。同協会のメフディ・タジ(Mehdi Taj)副会長は「ダエイ監督はサイパFCと代表チームとで今は多忙な時期であり、契約が完了していないという事実は、決してデリケートな問題ではありません」と話している。(c)AFP