【4月26日 AFP】長野市で26日に行われた北京五輪聖火リレーは数々の妨害行為を受けたが、出発式では装置の不具合で一度は火種が消えるハプニングが発生した。この失態はテレビ放送で放映された。

 青のジャージーを身につけた聖火警備隊の隊員は、出発式の壇上に注意深く聖火の火種を運び、走者が運ぶトーチに火を移そうとしたが、火種はあえなく消えてしまった。聖火警備隊の1人が慌てて予備のランタンの火種を持ち込み聖火は無事にトーチに灯された。

 先にフランス・パリ(Paris)では、予想を超える混乱のため警察がトーチをバスに一時収容し聖火が消されるという一幕が見られた。

 豪キャンベラ(Canberra)では24日、元水泳選手のイアン・ソープ(Ian Thorpe)氏がトーチから聖火台に点火しようとしたところ、装置の不具合が発生。聖火が消えてしまう事態となった。(c)AFP