【4月19日 AFP】フランス領ギアナ(Guiana)のクールー(Kourou)で18日に打ち上げられたロケット「アリアン5 ECA(Ariane 5 ECA)」は、搭載していたブラジルの通信衛星「スターワンC2(Star One C2)」とベトナムの通信放送衛星「ビナサット1(VINASAT-1)」を、それぞれ所定の軌道への投入に成功した。アリアンスペース(Arianespace)社が発表した。

 重量2.6トンの「VINASAT-1」は米国のロッキード・マーティン(Lockheed Martin)社がベトナム通信事業者最大手のVietnam Posts and Telecommunications GroupVNPT)のために製造したベトナム初の通信衛星で、ラジオ・テレビ・電話通信サービスを同国内に供給する。仏タレス・アレニア・スペース(Thales Alenia Space)社が製造した4.1トンの「スターワンC2」は、ブラジル通信社「スター・ワン(Star One)」が全南米に提供する通信・マルチメディア・インターネットサービスのために使われる。(c)AFP