【4月23日 AFP】22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile ExchangeNYMEX)の原油先物相場は、ドル安、ナイジェリアでの石油パイプライン襲撃、石油輸出国機構(OPEC)の増産消極姿勢を背景に、米標準油種の軽質スイート原油(5月渡し)が一時1バレル118.45ドルに上昇し、過去最高値を更新した。

 ロンドン(London)の原油先物市場でも、北海ブレント(Brent North Sea)原油(6月渡し)が一時1バレル115.53ドルをつけ、過去最高値を更新した。

 英蘭石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell)が同日、17日にアフリカ最大の産油国ナイジェリアで発生した石油パイプラインの襲撃で、日量16万9000バレルの減産を報告したことからも、世界的な原油の供給懸念が高まった。

 原油の価格上昇は、OPECが増産計画を発表したにもかかわらず止まらなかった。OPECの産油量は世界の40%を占め、現在は日量3200万バレルを生産しているが、アブドラ・サレム・バドリ(Abdalla Salem El-Badri)事務局長は22日、2012年までに日量500万バレル、2020年までに900万バレルの増産を計画していると発表した。

 OPECは市場への供給量は不足しておらず、原油価格の高騰は、投機的な投資活動が原因と主張している。

 一方、同日のロンドン外国為替市場では、米経済の減速を示す新たな指標が公表されたことから、ユーロが対ドルで一時1ユーロ=1.60ドル台をつけ、最高値を更新した。(c)AFP