【4月23日 AFP】北京五輪の聖火リレーは22日、インドネシアの首都ジャカルタ(Jakarta)で行われたが、厳戒態勢が敷かれる中、招待者以外立ち入り禁止の競技場施設内だけのものとなった。

 競技場前では、リレー開始の3時間前からチベット(Tibet)支持派約100人が、「Free Tibet(チベットに自由を)」と書かれたTシャツを着て、「No human rights no Olympics(人権が守られないところでは五輪を開催しない)」と書かれた横断幕を掲げて、抗議集会を行っていた。

 警察当局はリレー開始前に集会を解散させ、事情を聞くために9人を連行したが、ジャカルタの警察本部まで連れて行かれたオランダ人男性1人を除いて、全員がすぐに釈放された。

 リレーは数百人の治安要員が警護にあたり、広大な国立競技場施設内だけで行われたが、当局者によると、中国政府の要請により、公道から遠く離れたところで行われたという。

 また、声援を送る数千人の観衆は注意深く選ばれた群衆で、伝えられるところによると中国人学生1000人が含まれていたという。

 ジャカルタのファウジ・ボウォ(Fauzi Bowo)知事が第1走者を務めた。聖火はリレー開始後、自然と消え、再度点火された。

 リレーは1時間半ほどで終わり、同国スポーツ委員会の会長が聖火を中国人選手に手渡した。聖火は24日にリレーが開催されるオーストラリアへと運ばれる。(c)AFP/Presi Mandari