支持率低迷に苦しむ就任1年のサルコジ仏大統領
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【4月22日 AFP】5月で就任から1年を迎えるフランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領(53)が、フランス国民から厳しい評価をうけ支持率の急落に直面していることが、20日に発表された世論調査で明らかになった。
フランス世論研究所(IFOP)が20日に発表した調査結果によると、サルコジ大統領の支持率は大統領就任以来最低の36%だった。これは、第5共和制下の大統領のなかでも最低の数字だ。また、79%がサルコジ大統領が就任してからの1年間で生活は改善していないと答えた。同大統領の実績を評価すると答えたのは36%だった。
異例なのは、政権内部からも、最近になって大統領への不満を訴える国民側に同調する動きが見られることだ。国民からの反発が強い大家族への交通費支給の廃止案も、撤回せざるをえない状況だ。
改革を掲げて大統領選に勝利したサルコジ大統領だが、他ヨーロッパ諸国同様、フランス経済も低迷が続くなかで公約実行の余地も少なくなっている。
これまでに実施された複数の世論調査では、フランス国民の一番の懸念事項が失業問題を抜いて消費力の低下であることが明らかになっている。
4月に入ってからパリ(Paris)では、サルコジ政権の教育現場での人員削減計画に抗議する高校生らによるデモが続いている。
こうした状況のなか、野党社会党(Parti Socialiste、PS)のベルトラン・ドラノエ(Bertrand Delanoe)パリ市長は大衆紙「パリジャン(Le Parisien)」とのインタビューで、サルコジ政権閣僚を「素人」と切り捨て、「無駄に時間を浪費し、フランス国民を失望させている」と非難した。
外交面でも、米国に取り入るようなサルコジ大統領の姿勢が批判されている。
しかし、国民を最も失望させたのは、サルコジ大統領が政界の風雲児といった大統領就任当初の斬新なイメージから、今では古色蒼然とした政治家に豹変してしまったことだろう。
さらに、セシリア夫人との離婚騒動やイタリア人の元スーパーモデル、カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)さんとの再婚で、ゴシップ誌への登場頻度が極度に増えたことも、政治的にはマイナスイメージとなった。国民が不況に苦しむなかでのカーラさんとの豪華なロマンスの報道は、サルコジ大統領の人気を大きく下げることとなった。
急速な支持率低下をうけ、サルコジ大統領は24日、国民の信頼を回復すべく仏テレビのゴールデンタイムに90分間のインタビュー番組に出演し、巻き返しをはかりたい考えだ。
サルコジ大統領は2007年5月16日、ジャック・シラク(Jacques Chirac)前大統領の任期満了に伴う大統領選で社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル(Segolene Royal)氏を破り大統領の座についた。(c)AFP/Carole Landry
フランス世論研究所(IFOP)が20日に発表した調査結果によると、サルコジ大統領の支持率は大統領就任以来最低の36%だった。これは、第5共和制下の大統領のなかでも最低の数字だ。また、79%がサルコジ大統領が就任してからの1年間で生活は改善していないと答えた。同大統領の実績を評価すると答えたのは36%だった。
異例なのは、政権内部からも、最近になって大統領への不満を訴える国民側に同調する動きが見られることだ。国民からの反発が強い大家族への交通費支給の廃止案も、撤回せざるをえない状況だ。
改革を掲げて大統領選に勝利したサルコジ大統領だが、他ヨーロッパ諸国同様、フランス経済も低迷が続くなかで公約実行の余地も少なくなっている。
これまでに実施された複数の世論調査では、フランス国民の一番の懸念事項が失業問題を抜いて消費力の低下であることが明らかになっている。
4月に入ってからパリ(Paris)では、サルコジ政権の教育現場での人員削減計画に抗議する高校生らによるデモが続いている。
こうした状況のなか、野党社会党(Parti Socialiste、PS)のベルトラン・ドラノエ(Bertrand Delanoe)パリ市長は大衆紙「パリジャン(Le Parisien)」とのインタビューで、サルコジ政権閣僚を「素人」と切り捨て、「無駄に時間を浪費し、フランス国民を失望させている」と非難した。
外交面でも、米国に取り入るようなサルコジ大統領の姿勢が批判されている。
しかし、国民を最も失望させたのは、サルコジ大統領が政界の風雲児といった大統領就任当初の斬新なイメージから、今では古色蒼然とした政治家に豹変してしまったことだろう。
さらに、セシリア夫人との離婚騒動やイタリア人の元スーパーモデル、カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)さんとの再婚で、ゴシップ誌への登場頻度が極度に増えたことも、政治的にはマイナスイメージとなった。国民が不況に苦しむなかでのカーラさんとの豪華なロマンスの報道は、サルコジ大統領の人気を大きく下げることとなった。
急速な支持率低下をうけ、サルコジ大統領は24日、国民の信頼を回復すべく仏テレビのゴールデンタイムに90分間のインタビュー番組に出演し、巻き返しをはかりたい考えだ。
サルコジ大統領は2007年5月16日、ジャック・シラク(Jacques Chirac)前大統領の任期満了に伴う大統領選で社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル(Segolene Royal)氏を破り大統領の座についた。(c)AFP/Carole Landry