【4月21日 AFP】ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領は、パリ(Paris)での北京五輪聖火リレー妨害などをきっかけに反仏デモが起きている中国に特使2人を派遣する。仏外務省が20日、明らかにした。

 中国通として知られるジャンピエール・ラファラン(Jean-Pierre Raffarin)元首相が23日、サルコジ大統領とジャック・シラク(Jacques Chirac)前大統領の親書を携え訪中。翌24日に中国の温家宝(Wen Jiabao)首相と会見する。

 また、サルコジ大統領の外交顧問、ジャンダビッド・レビット(David Levitte)氏も今週末、同大統領の親書を携え訪中するという。

 中国国内では19日、反仏デモで数都市の仏小売り大手カルフール(Carrefour)店舗が閉店に追い込まれる事態となっており、中仏の外交関係は緊張している。(c)AFP