【4月17日 MODE PRESS】08/09秋冬コレクションで2シーズン目を迎えるワイズ レッドレーベル(Y’s Red Label)。ショー翌日、デザイナーの鈴木道子(Michiko Suzuki)に新作について詳しく聞いてみた。

■インタビュー:鈴木道子

 今回のテーマ「LOVE&HATE」には、人を愛する気持ちや大切なものへの気持ち、そしてそれと共存する怒りや憎しみなど、すべての気持ちを込めた。人間が持っているさまざまな部分を表現したかった。

 怒りや憎しみだけでなく本来、人間がもっている感謝する気持ちや慈しみ、そして喜びの気持ちが最近は薄れているように思える。そんな世の中に対して、自分は何ができるんだろう・・・自分はどうすべきかを考えた。それが今回のコレクションの始まりだった。

 そしてコレクションができあがる頃には自然とその答えをみつけることができた。それは自分の中に存在する両者を正面から受け入れること。目の前にあることから逃げるのではなく、ひとつひとつしっかりと飲み込むことが大事なんだと。それがたとえ遠回りだと感じても、確実に自分の血となり肉となっている。そうやって地道に進んでいけば、私たちの未来はきっと明るいに違いないと感じた。

 自分一人ではうまく伝えきれないことも、いろんな人たちと一緒に仕事をしていくことで世界を変えるくらい大きな力を発揮できるようになるかもしれない。今はまだ微力だとしても、いずれそれくらいの影響力が発揮できたらと願っている。

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 もの作りに対する一貫した変わらない理念は、祖父譲りの職人気質。どこか反骨精神が漂う一方で儚く女性らしい雰囲気を持つ鈴木の服は、シンプルに生きること、そして常に潔く生きたいと願う彼女そのものをあらわしているようだ。(c)MODE PRESS/岩田奈那