【4月13日 AFP】メキシコの首都・メキシコ市(Mexico City)のカナダ大使館前で10日、動物保護を訴えるNGO「Animal Naturis」のメンバーらが同国によるアザラシの商業捕獲に反対して抗議活動を行った。

 抗議活動の参加者は、アザラシの扮装(ふんそう)をした活動家がハンターに銛(もり)で突かれて死ぬ場面などを再現して気勢を上げた。

 カナダ政府は今年度のタテゴトアザラシ(harp seal)の年間捕獲頭数を前年度より5000頭多い27万5000頭にすると発表している。同政府はこの規模の捕獲でタテゴトアザラシの生息数に影響を与えることはないと主張し、商業捕獲は人道的に行われ、大西洋岸の基幹産業であると強調している。(c)AFP